モンスター井上尚弥~因縁のリマッチから見た、進化・今後の展望へ~

世紀の一戦から2年後
因縁のリマッチが
ついに実現!!

2022年6月7日(火)
井上尚弥選手と
ノニトドネア選手が
2年の歳月を経て、
再び対戦しました。

ボクシングバンタム級
3団体統一をかけた闘い。

場所は、2年前
「ドラマインサイタマ」と言われ、
名勝負を繰り広げた
”さいたまスーパーアリーナ”

2年前、WBSSバンタム級決勝で
井上尚弥選手が、判定で勝利。
それから2年が経ち、その後
井上尚弥選手は王座を順調に防衛。

一方、ドネア選手は
WBC王者のウバーリ選手から
衝撃の4RKOでWBCのベルトを奪取。
指名挑戦者の強敵、ガバリョ選手を
4RでKO勝利。

強敵相手に、共に4RKO勝利、
井上選手との闘いから
更に強くなった感じです。

ドネア選手は再度井上尚弥選手との
対戦を以前から強く希望しており、
井上尚弥選手も「4団体統一」を
目標として掲げており、
両者の思惑が一致し、
再度、世紀の対戦が実現しました。

ファンにとっては、
再度あの試合の続きが観れるということで
試合前からボルテージが上がり、
どのような試合展開になるのか
ネット上でも色んな意見が出ていました。

私は2年前の試合、現地で観戦。
試合前は、年齢的に言っても
いくらレジェンド
ドネア選手とはいえ、
今が旬の井上尚弥選手には勝てず、
すぐにKO決着かなと思っていましたので、
本当にドネア選手の強さを改めて実感しました。

今回は、ドネア選手の
前2試合が、凄く強い勝ち方で
相手も強敵だったので
更に2年前より強くなっており、
もしかしたら。。。という思いでいました。

いざ、当日。
私も事前にチケットを入手し、会場へ。

ファイナルの試合の頃には
会場も超満員。

放送は、民放では配信されず
村田選手・ゴロフキン選手戦同様
アマゾンプライムでの配信。

放送は、クリームシチューの上田さんがMC、
ゲストに4月に、ここ「さいたまスーパーアリーナ」で
ゴロフキン選手と死闘を演じた、村田選手でした。

試合開始前、和やかにセミファイナルまで
観ていたお客さんも
いざ、選手入場前は緊張すると連呼。

しかも、布袋さん生ギター演奏で
モンスター井上尚弥選手、
リングに入場という演出。
続いてドネア選手も入場し、
会場はボルテージMAX状態。

世界的有名な
アメリカのリングアナウンサー
「ジミー・レノンJr」さんも来日。
選手紹介そして有名な
「its showtime」ではなく、
「its primetime」とAmazonを意識した
アナウンス。

そして、緊張MAXで「いざゴング!!」

最初は、お互いの出方を見て
ドネア選手が左フックを打ったタイミングで
本当の試合が始まり、
1R終盤、井上尚弥選手の右ストレートが
ドネア選手のテンプル付近にあたり、ダウン。

運命の第2ラウンド。
ダメージが残る、ドネア選手に
井上尚弥選手が更に攻めて
TKO勝利しました。
内容は割愛させていただきますが、
既に、1R目の右のストレートが
勝敗を分けたような気がします。

お互い、剣士VS剣士のような戦いで
一瞬で決まるような試合。

2年の歳月があり、
ドネア選手の仕上がりも良かったので
どうなるか分からない様相でしたが、
終わってみれば、井上尚弥選手の
強さが改めて分かった試合でした。

個人的な見解ですが、
井上尚弥選手は、それほど2年前と
変わっていないような気がします。
これは、進化していないのではなく、
進化していますが、
そもそも2年前でも、早い段階で
ドネア選手を倒せたと思います。
技術的な事より、精神的な要素が
2年前は大きかったかなと。
今回は、精神的な要素が
前回とは違って強くなった気がします。

前回は、ドネア選手をリスペクトするあまり、
隙が出来、2R目に致命的な左フックをもらい
眼底骨折というハンデを負い、
9R目には、あわやという場面を作ってしまいました。

今回は、ご本人が「ドラマにしない」と
おっしゃっていて、
最初から、前回の反省点を修正し
普段の状態、更にコンディションも万全の状態で
望んでいたと思います。

しかし、井上尚弥選手に
それほど、ボクシングは甘くないと
いうことを身を持って教えてくれた
ドネア選手は、やはり偉大ですね。

井上尚弥選手にとっても、
ただの一戦ではなく、
今後も踏まえて、勉強になった
対戦ではなかったかと思われます。

今後は、実現すれば
年内に、バトラー選手との
「4団体統一戦」が実現。

まあ、問題なく
井上尚弥選手が勝ち、
バンタム級4団体統一(全制覇)となり、
バンタム級には、もはや敵がいなく
いよいよ、次の「スーパーバンタム級」へと
階級を来年には上げる予定です。

スーパーバンタム級は
フルトン選手・アフマダリエフ選手と
それぞれ2本づつベルトを持っている
強いチャンピオンがいます。

井上尚弥選手が、
スーパーバンタムで通用するか。
ドネア選手はフェザー級まで取りましたが
ドネア選手からは、問題ないと
お墨付きをいただきました。

私も、今の井上尚弥選手であれば
むしろ、減量苦にならない
スーパーバンタムが適正階級ではと
思っています。

もちろん、今までみたいに
無双できるかわかりませんが、
「スピード・テクニック・当て感」は
間違いなく、通用するし
更に期待度MAXです。

今年のバンタム級4団体統一、
そして、来年のスーパーバンタム、
更に、前人未到の
2階級=4団体統一王者(完全王者)!!

見てみたいですね!!

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