高校ラグビー 奈良県立御所実業高校というチームについて

  • 2020年7月3日金曜日
  • 2020年8月21日金曜日
  • コラム

ラグビーというスポーツにおいて
真の人間教育に重きを置いた
指導方法・人間形成(人間力)

今年、2020年高校ラグビー選手権大会(花園)
決勝で惜しくも、桐蔭学園(神奈川県代表)に
敗れましたが、準優勝の御所実業を
この大会で初めて知り、
戦い方(気迫のこもったディフェンス)
そして公立校ということもあり
注目しておりました。
花園が終わり、
衛星TVで、御所実業の
ドキュメントが放送され、
拝見しましたが、そこで
御所実業のラグビーは元より、
人間教育=人間力の面で非常に素晴らしい
教育をされていると感銘し、
書かせていただきました。
~御所実業高校~
花園出場 11回(準優勝3回)
選抜出場 7回(準優勝2回)
~指導者~
竹田寛行監督、御年59歳。
1989年に就任され、
31年間ラグビー部を指導。

※奈良県大会決勝 天理高校戦前のMT
~チームの特徴~
一人=キャプテンという形ではなく、
各ポジションにリーダーがいる。
高校強豪チームにあるような
絶対の上下関係は存在せず、
「ファミリー=家族」というチーム。
~チームの歴史のポイント~
当初、監督29歳。
部員=2名、
ライバル天理高校=横の展開ラグビーが得意
それに対し、大きい選手を集め
モールを中心としたFW中心の
ラグビーを目指し、部員=17名になる。
その後、着々と御所のラグビーを確立し、
天理高校というライバルとの死闘を
繰り広げ、全国屈指の強豪校となる。
〇エピソード
・北島選手の死去
未だ、2年生の北島選手が
第六頸椎損傷という
大きな怪我を練習のスクラム中に起こる。
残念ながら、17歳で亡くなられる。
当然練習自粛、しかし
周りのサポートもあり
「前に」の精神で活動を再開。
・島田選手の加入
中学時代、オール大阪のキャプテン
嶋田選手の御所実業に入った経緯。
大阪で有名な強豪校に入るも
先輩との上下関係や
ラグビーのやり方について
自分なりに疑問を持ち、
退部し、学校を辞める。
母子家庭の島田選手が
父親的な存在の
竹田先生がいる
御所実業に
年は1年上ですが
入ることになります。
~総論~
昨今、スポーツが強ければいい
という風潮、人間関係が気薄な中
人間教育に重きを持ち、
高校生活=3年間という
貴重な時間を
すばらしい先生・仲間
そしてサポート下さる
地域の方がと、ラグビーを
通して成長が出来る。
すばらしい環境で、
親御さんも御所だったら
安心して任せられる、
と思ったのではないでしょうか。
現代版、スクールウォーズを
観させていただいた思いです。
色々な苦労をされ、
何が一番大事で、
何が大切なのか。
先生はわかってらっしゃると
思います。
試合の前のロッカールームで
「絶対ということはないけど、
絶対という言葉を信じて
選手を鼓舞する激励、
最高です。

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