映画 ディエゴ・マラドーナ 二つの顔ー鑑賞した感想※ネタばれ注意

3shingo
皆さん、こんにちは!
3shingoと申します。
今回は、映画「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」を
鑑賞した、私個人の感想を書かせていただきました。

あらすじ

2021年2月27日、近くの横浜の映画館へ
映画「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」を鑑賞。
ディエゴという少年と、
マラドーナというサッカーの神様の仮面を被った、
サッカー史上最高の選手といわれる、
ディエゴ・マラドーナの明と暗を描いた
ドキュメンタリー映画。
15歳でサッカーのプロ選手になり、
ディエゴという少年が、
マラドーナという仮面を被り
スーパースターへの階段を急なスピードで
駆けあがっていく。
人々も、マラドーナという、
サッカーの神様を崇拝するようになり、
要求はエスカレートしていく。
そして次第に、ディエゴ・マラドーナ自身も
マラドーナというサッカーの神様の仮面部分が強くなり
自身を見失い、暗闇へと落ちていく。

セリエA ナポリ時代

映画では、
イタリア セリエA(イタリアサッカープロリーグ1部)の
弱小チーム イタリア南部のナポリに移籍した所から
中心に物語が語られる。
イタリアは、ユベントスやミランなど
北部が強豪で、南部はあまり強くない。
しかも、ナポリはイタリアのお荷物と呼ばれ、
労働者階級ということもあり
北部から酷い差別をされている歴史がある。
ナポリは毎年、
1部降格圏内を行ったり来たるする状況。
そしてホームスタジアム初登場時には
マラドーナを一目見ようと、
約8万人のサポーターが詰めかける。
すごい声援で、
映画館の大きなスクリーンで圧倒された。
マラドーナに対する、
期待の表れとイタリアの人々にとっての
サッカーがどれだけ重要なことなのか、
わかった気がする。
ナポリは未だ、
イタリアリーグでの優勝経験はなく、
マラドーナ加入後、どんどん強くなり、
ついに初優勝を遂げる。
そして、イタリア杯も優勝し、
遂に、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(UEFA)で
優勝し、ヨーロッパの頂点へ。
ナポリの人々の
マラドーナへの応援はエスカレートする。
プライベートもない状態で、
マラドーナのストレスも極限状態に。
外では、偉大なる神の子 マラドーナ
演じなければならず、孤独感をいやすため、
スペインのバルセロナ時代(暗黒時代)から
使用していた、コカインに手を出す。
ナポリのマフィアとも交流を持ち、
どんどん闇の世界へ。

1990年イタリアW杯

1990年イタリアW杯が開かれ、
前回、優勝チームのマラドーナ率いる
アルゼンチンは何とか、ベスト4に進出。
対する、開催国イタリアも順当にベスト4へ。
ベスト4で、
マラドーナ率いるアルゼンチンと
ナポリがあるイタリアが
くしくも、ナポリのホームスタジアムで対戦。
マラドーナは、自分がどれだけ
ナポリの為にタイトルを獲得し
皆を喜ばせたか、TVで話し、
当日は自分のいる、
アルゼンチンを応援するよう呼びかける。
対する、ナポリ市民はナポリも
イタリアの一部と主張し、イタリアを応援。
試合は1対1の引き分けのまま、
PK戦へ突入。
アルゼンチンが辛くもPK戦を勝利し、
会場は、マラドーナに対し
凄いブーイングをする。

エピローグ

その後、ナポリ市民は一転し
マラドーナを神から悪魔と呼ぶようになる。
マラドーナは、コカイン使用が明るみになり、逮捕。
1年間の出場停止となり、
母国アルゼンチン ブエノスアイレスに帰郷。
ナポリに来た時は、
約8万人の大歓声が出迎えてくれたが、
出ていくときは、誰一人見送る人もいない。
群衆心理の恐ろしさを痛感しました。

3shingo
人って、怖いですね!
その後、アルゼンチンでも
コカイン使用、所持が見つかり刑務所へ。
刑期後にTVに出たマラドーナが
別人のようで、
明と暗がこれほどの差がある人は
なかなかいないと思い、
最後はあこがれていた、
神様 マラドーナも実はただの人であり、
周りの人々や偶像化する民衆によって
いいように利用された
可哀そうな人だったなと痛感。
そしてサッカーだけは
マラドーナを裏切らなかった。
3shingo
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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