☆書評「カエルの楽園2020」~前作「カエルの楽園」にハマったアラフィフおやじが読んだ感想~

  • 2021年5月27日木曜日
  • 2021年5月27日木曜日
  • 書評
3shingo
皆さん、こんにちは!
3shingoと申します。
前作「カエルの楽園」
に続き,
「カエルの楽園2020」
を読んで感想を
書かせていただきました。

~初めに~

今まで、ほとんど小説を読んだことがない
アラフィフおやじの私が
百田尚樹さん著
前作「カエルの楽園」を読んでハマり、
続編「カエルの楽園2020」が
文庫化されたので読んでみました。
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前作は、ページ数=約260ページでしたが、
続編は更に少ない約210ページ。
寓話で読みやすく、
文庫で持ち運びもしやすい。
おまけに値段もお手頃。
どのような続編となったのか。
楽しみ!!

~内容~

前作で、
2匹のアマガエルが「カエルの楽園」を
探す旅を続け、たどりついた国は
奇しくも、戒律の呪縛により崩壊。
すると翌朝、2匹のカエルが目覚めると
崩壊した国がよみがえり、
別の新たる問題に直面する。
その問題とは、疫病。
疫病に対する対応を色々な視点から展開し、
最後には、3つの異なる終焉を
向かえる作者からの「しかけ」があります。

~感想~

前作同様、寓話で非常に読みやすい。
しかも内容が、現在日本で蔓延している
コロナ禍の内容を寓話化しており、
いっそう、現在の置かれている状況や
今後の我々の対応について、
問いただしていると感じました。
答えがあるわけではないが、
作者が皆=国民に対しての
強い希望のようなものを発している。
前作とは又違った意味で考えさせられる
すばらしい寓話です。

~最後に~

社会問題や現在の国の置かれている
立場などを問う、寓話を書ける才能。
うらやましい!!
しかも非常に濃い内容を
簡単な寓話という手法で
発信できるのは凄いこと。
改めて、
百田尚樹さんの才能を観た気がします。
昔、ヨーロッパでペストという疫病が蔓延し、
その状況を書いた、カミュ著「ペスト」という
世界的な素晴らしい文学小説がありましたが、
百田尚樹さん著の「カエルの楽園2020」も
現代版「ペスト」のような気がしました。
歴史は繰り返される、これからの
世の中に対し、どう立ち向かったらいいのか、
我々はどう生きていけばいいのか。
哲学的なことを、
簡単な寓話で発信された本作は
是非、我々現代人必読の小説だと思います。
皆さんも是非、読んでみてください。
私も今まで、あまり小説にふれる機会が
ありませんでしたが、
百田直樹さんの「カエルの楽園」を機に
他の百田尚樹さんの作品も
読んでみたいと思います。
3shingo
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!!
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