高校野球史上最強のチームは、どこなのか?
~初めに~
高校野球ファンなら、
一度は考えたことが
あるのではないでしょうか。
「歴代で一番強かったチームはどこ?」
PL学園、池田、横浜、大阪桐蔭……。
時代によって、
さまざまな「最強チーム」が存在します。
では、私が選ぶ
高校野球史上最強チームはどこか。
ずばり、1998年の横浜高校です。
「やっぱり松坂でしょ!」
と思った方。
はい、その通りです(笑)。
ただ、私が1998年横浜高校を
「史上最強」だと思う理由は、
松坂大輔投手が凄かったから
だけではありません。
このチームには、
①公式戦44戦全勝という圧倒的な強さ
②PL学園・明徳義塾との壮絶な戦い
③松坂大輔という、歴史に残るスター
この3つが揃っていました。
しかも、その3つが揃った1998年の横浜高校は、
明治神宮大会、センバツ、選手権、国体を制覇。
※公式戦44戦負けなし、1年間無敗!!
まさに「勝つ」「魅せる」「記憶に残る」
をすべて兼ね備えたチームでした。
今回は、
現在55歳になった今でも
私の記憶に残っている1998年横浜高校を、
「なぜ私は史上最強だと思うのか?」
という視点から、
あらためて振り返ってみたいと思います。
もちろん、
「いや、史上最強はPL学園だろ!」
「大阪桐蔭の方が強い!」
という方もいるでしょう。
それも大歓迎です。
この記事を読みながら、
ぜひ皆さん自身の「史上最強チーム」と
比べてみてください。
~史上最強の「3つの定義」~
無敗の完成度
☆代表的な試合を抜粋
明治神宮大会、センバツ、選手権、国体の4冠。
・第28回明治神宮大会
| 【決勝】 |
| 横浜 022 000 010=5 |
| 沖縄水産 000 000 030=3 |
| (横)松坂-小山 |
| (沖)宮里、新垣-玉城、狩俣 |
| 初優勝 |
・第70回記念センバツ高校野球大会
| 【決勝】 |
| 横浜 010 000 200=3 |
| 関大一 000 000 000=0 |
| (横)松坂-小山 |
| (関)久保-西本 |
| 25年ぶり2度目の優勝 |
・第80回全国高校野球選手権記念大会
| 【決勝】 |
| 京都成章 000 000 000=0 |
| 横浜 000 110 01×=3 |
| (京)古岡-吉見 |
| (横)松坂-小山 |
| ▽本塁打 松本(横) |
| 18年ぶり2度目の優勝 |
・第53回かながわ・ゆめ国体(神奈川)
| 【決勝】 |
| 京都成章 000 000 100=1 |
| 横浜 110 000 00×=2 |
| (京)古岡-吉見 |
| (横)松坂-小山 |
| 18年ぶり2度目の優勝 |
・総評
松坂投手以外に、
小山選手・後藤選手・小池選手と
非常にバランスの取れた
好走守にレベルの高いチーム。
特に試合後半に逆転する集中打は
本当に凄かったです。
松坂投手だけではなく、他の野手による
鉄壁の守備・細かな隙のない攻撃。
そして終盤の集中打がある
無敵のチームでした。
そして1年間公式戦無敗という
前人未踏の伝説を達成しました。
伝説を生んだ試合
特に夏の甲子園での
激戦=ドラマティックな
戦いを鮮明に覚えている方も
多いかと思います。
今でも、語り継がれる最高の試合です。
①1998年夏の選手権
~準々決勝 PL学園戦~
| 【準々決勝】 |
| 横浜 000 220 010 010 000 12=9 |
| PL学園 030 100 100 010 000 10=7 |
| (横)松坂-小山 |
| (P)稲田、上重-石橋、田中雅 |
| ▽本塁打 小山、常磐(横) |
延長17回のまさしく、死闘です。
横浜が点を取っても、PLが取り返す。
春のセンバツでも、準決勝で対戦しておりますが、
横浜高校と対戦した1番の好敵手がPL学園でした。
まさに、東と西の横綱同士の戦い、
技術・意地のぶつかり合いの
最高峰の戦いでした。
この時のPLは本当に強かった。
横浜高校がいなければ、優勝できたでしょう。
②1998年夏の選手権
~準決勝 明徳義塾戦~
| 【準決勝】 |
| 明徳義塾 000 131 010 =6 |
| 横浜 000 000 043x=7 |
| (明)寺本、高橋、寺本-井上 |
| (横)袴塚、斉藤弘、松坂-小山 |
| ▽本塁打 藤本、谷口(明) |
昨日のPL戦で松坂投手は250球を投げており、
この試合は序盤から投げておりません。
レフトで4番でした。
明徳義塾の打倒 横浜への執念が凄く、
試合は8回表まで6対0で明徳義塾が
リードしておりました。
私も当時TVで観ていて、
もう横浜はダメかと思っておりましたが、
8回裏に、やっと打線が繋がり
4点を返します。
そして、8回裏ブルペンで
松坂投手が投球練習を開始。
9回表、右腕のテーピングを外し
マウンドに向かいました。
この時の甲子園の歓声・雰囲気は
本当に凄かった!!
ただ一人の投手に全ての人の視線が
そそがれました。

※私もTVでみていて、
テーピングを外したシーンは
涙が出ました。
そして、9回裏
横浜が奇跡の大逆転で
3点取り、サヨナラで勝利しました。
※明徳の選手全員が倒れて起き上がれず
可哀そうでしたね。

まさに、負けると思っていても
エースが投げると逆転する。
神がかっているという言葉が
本当に似合うチームでした。
③1998年夏の選手権
~決勝 京都成章戦~
そして、決勝戦は京都成章戦。
松坂投手はノーヒットノーランを達成し、
劇的でドラマティックな夏の甲子園の
「松坂劇場」が完成しました。
この夏の甲子園での横浜高校の戦いは、
小説や漫画でも描けないくらい
凄いストーリーでした。



松坂大輔という存在
そして、最後のピースが松坂大輔です。
もちろん、1998年横浜高校を語るうえで
松坂大輔を外すことはできません。
しかし私は、
「松坂が凄かったから横浜が史上最強だった」
とは思っていません。
むしろ逆です。
松坂という主人公を中心に、
最高のチームと最高のライバルが揃っていた。
だからこそ、
あの1年間が伝説になったのだと思います。
PL学園との延長17回。
明徳義塾との6点差からの逆転。
そして
決勝の京都成章戦ではノーヒットノーラン。
松坂は、ただ勝っただけではありません。
試合そのものを「物語」にしてしまった。
マウンドに立っただけで球場の空気が変わる。
テレビの前で見ている私たちまで、
「次に松坂が何をするのか」を見たくなる。
私は、これこそが松坂大輔の最大の凄さだった
と思っています。
だから1998年の横浜高校は、
「強いチーム」だけではなく、
「記憶に残るチーム」になった。
そして、その中心にいたのが松坂大輔でした。
まさに、
「松坂劇場」
だったのだと思います。


※凄いライバルたちですね。
これだけの凄い選手が
一緒の世代にいたことが、
横浜高校・松坂投手を更に強く
伝説化したのかもしれないです。

※マウンド上での立ち居振る舞いが
”ザ・高校野球のエース”という感じ。

※甲子園初登場時 初々しいですね。
・もっと1998年横浜高校を詳しく知りたい方へ
私の記事では書き切れなかった
1998年横浜高校の1年間を、
さらに詳しく振り返りたい方には、
こちらの本もおすすめです。
『1998年 横浜高校 松坂大輔という旋風』
公式戦無敗の始まりから、
PL学園、明徳義塾、京都成章との戦い、
そして公式戦44連勝までを追った一冊です。
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~最後に~
私が考察する、
高校野球最強チームを
書かせていただきました。
皆さんの中でも
個人的にこのチームが
史上最強だというチームが
あると思います。
現実的に対戦は不可能ですが、
高校野球に限らず
”どこの高校の年代が史上最強か”
を考えるのは空想も広がり
楽しいですよね!!
・あの夏をもう一度映像で観たい方へ
☆「熱闘甲子園」最強伝説
・1985年桑田・清原=PL学園(最後の夏)
・1998年松坂=横浜高校
・2006年斎藤・田中=早実、駒大苫小牧
を収録。
今でも記憶に残るあの夏の甲子園。
数ある熱闘甲子園の試合の中でも、
皆さんもご存じ、珠玉の試合ばかりで
お買い得です。
※私も持っています。

